我が子は3歳3ヶ月で川崎病になりました。
川崎病の診断がつくまで長く時間が掛かってしまい、子どもにはかわいそうな思いをさせてしまいました。
そんな我が子が川崎病とわかるまでの症状や経緯を紹介します。
我が家の体験談が、川崎病の早期の発見に役に立てば嬉しいです。
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3歳3ヶ月で川崎病になった息子
我が子は3歳3ヶ月で川崎病になりました。
川崎病になるまでは元気いっぱいで風邪もめったに引かない息子だったので、突然の大病にビックリ!
発症当時はインフルエンザの時期でもあったので、「インフルだろうな〜」ぐらいにしか考えていなかったのです。
しかし、結果は陰性。
次の日も高熱で嘔吐が止まらず体調がどんどん悪化していく子ども。
これはただの風邪じゃない…って察知したよ。
母親の勘だね。
なぜただの風邪じゃないと思ったのは、風邪やインフルなどの感染症にしては長く熱が続くと思ったからでした。
病院を4件ハシゴしてようやく診断がつく
なんと我が子は発熱をしてから4日目で川崎病が発覚しました。
川崎病とわかるまで病院を4件ハシゴしました。
行った病院の経緯はこんな感じ。
1軒目 → 耳鼻科
2軒目 → 地元の大病院
3軒目 → かかりつけ病院
4軒目 → 市民病院
1軒目:耳鼻科
最初は熱が38度台だったため、普通の風邪かな?と思い、普段から行っている耳鼻科へ。
その際に、インフルなどの流行っている感染症の検査をしてもらうことに。
結果は陰性で、この時は「風邪」と診断されました。
2軒目:地元の大病院
2軒目は地域で1、2位を争うほど大きな病院に行きました。
この病院は夜間診療で診てもらいました。
この病院に行った理由は、子どもの吐き気か止まらず夜間ではありましたが心配になったためです。
そして右脇腹を痛がったので、盲腸かな?と考えました。
この子どもの症状は、盲腸の症状に似ていたから疑ったよ。
ネットで調べたら盲腸の特徴として右脇腹が痛みと吐き気でした。
私たち親はこの時、大きな病院で見てもらった安心感からかそれらしい診断がついて安心をしていました。
3軒目:かかりつけ病院
次の日の朝、なかなか熱が下がりません。
先日、大病院で感染症胃腸炎の診断がおりていましたが念の為、普段からお世話になっているかかりつけの病院へ行ってみることにしました。
この時の判断が良かったよ。
この病院の先生は開業医の先生ですが、過去の経歴は素晴らしいのです。
開業をする前は県で1番の大病院に勤めており、海外でも小児科の経験がある人でした。
そんな経験豊富な先生が子どもを見た時、すぐにこれは川崎病かもしれないと疑ったのです。
この時、目・唇・手足・口の中を見てもらいました。
すぐに市民病院に電話で予約を取ってもらい、紹介状を書いてもらうことに。
そしてそのまま家に帰らず大病院に行くことになりました。
4軒目:市民病院
市民病院を紹介してもらった理由は、もし川崎病だった時「付き添い入院ができるから」でした。
実は2軒目に行った大病院も紹介の候補に上がっていましたが、そっちは付き添いができない病院だったのです。
そしてこの市民病院見てもらい「川崎病」とようやく診断がおりました。
川崎病はその特徴的な症状で診断されます。下記の6つの症状のうち5つ以上を認める場合に川崎病と診断されます(定型川崎病)。ただし、下記の症状が5つ以上そろっていなくても他の病気ではないと判断された場合には、川崎病と診断されることがあります(不全型川崎病)。
- 5日以上続く発熱(解熱薬で下がりにくく、児も不機嫌なことが多い)
- からだに赤いぶつぶつが出る(不定型発疹)
- 両方の白目のところが赤くなる(眼球結膜充血)
- 唇や舌が赤くなる(口唇口腔粘膜発赤)
- 首のリンパ節が腫れる(頸部リンパ節腫脹)
- 手のひらや足の裏が赤くなり指先が腫れる(手指紅斑腫脹)
https://shikoku-mc.hosp.go.jp/news/ohisama_basics_c_vol11.html
我が子はこのとき、すべての症状が当てはまってました。
そして親の私もインフル等の検査を行い、病院に来て1時間後にはスピード入院が決まりました。
過酷な入院生活がスタートしたのは、この時は知らなかったよ…。
その話はここじゃ書ききれないので、過去の記事を見てください。
また付き添い入院で役に立ったグッズを紹介しています。
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川崎病の初期症状は?
1〜4日目の診断が下りるまでの川崎病の初期症状をまとめました。
川崎病も子によって症状が違うようです。
あくまで我が家の場合のケースのため、参考程度にしてくださいね!
1日目の様子
1日目の川崎病の症状です。
38.0度の熱
鼻水
この日は保育園から夕方電話が掛かってきて、お熱があるため早めにお迎えをしに行きました。
家に帰ってきて熱を測ったら、38.0度の熱がありました。
熱自体出たのが2〜3ヶ月ぶりだったので「ただの風邪かな?」くらいにしか思っていませんでした。
そして鼻水を少し垂れていました。
この日は機嫌もよく元気そうだったので一緒にお風呂も入りました。
この日は木曜日ということもあって病院は次の日にしたよ。
2日目の様子
2日目の川崎病の症状です。
この日は耳鼻科に行った日です。
38.5度〜39.4度の熱
鼻水
咳
嘔吐あり(3回)
この日は朝起きたら38.5度まで熱が上がっていることが発覚。
普通の風邪だったら次の日の朝にはだいぶ熱が引いていることも多いので、ここで最初の違和感を感じました。
そして日中は嘔吐を3回。
様子的に咳き込んで嘔吐してしまうと言った感じで、吐いた後はスッキリしてしんどそうな様子はありませんでした。
夜は39.4度まで熱が上がったため、寝る前に解熱剤を飲ませて寝かせることに。
子どもが寝てる間に熱を測ったら37度まで熱が下がっていたから安心したよ!
しかし解熱剤の効果が無くなる6時間後の夜中の3時ごろにはまた熱が上がってきました。
この時の熱の高さは39.4度でした。
子どももすごくしんどそうでかわいそうでした。
3日目の様子
3日目の川崎病の症状です。
この日は夜間の救急で大きな病院に行った日です。
39.1~39.8度の高熱
唇の皮が剥ける
嘔吐あり(1回)
右脇腹の痛み
充血
解熱剤を1回
この日は39.0度台の高熱が1日続きました。
おそらくこの3日目が川崎病を発症してから1番、しんどそうな日だったと思います。
そしてその後の入院生活を含めてもトップの体調の悪さだったよ!
この日の昼過ぎから子どもが右脇腹の痛みを訴え始めました。
ずっと痛がる様子ではありませんが、30分に1回思い出したようにお腹をさすりながら痛いと訴えてくるのです。
私はこの時「盲腸では…?」と疑いましたが、稀に川崎病の患者でも右脇腹の痛みを訴えることがあるのだと後々知りました。
ただ全員に当てはまるものではないので、もし子どもが右脇腹の痛みを訴えたら先生にも必ず相談をしましょう!
3日目を境に川崎病の症状である「唇の皮が剥ける」「目の充血」などの様子が出てきました。
最も印象的だったのが唇が充血して皮がぺりぺりめくれてきたことです。
私はこの時、風邪で体内の水分持ってかれて乾燥しているのかな?と思いました。
しかしこれも川崎病の立派な症状の一つでした。
普段は塗らないリップクリームを塗っても全然改善されず、「おかしいな?」と違和感を感じました。
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4日目の様子
4日目の川崎病の症状です。
この日に川崎病の診断がおりました。
38.6度の熱
唇の赤さ・皮がめくれる
目の充血
足首の痒がり
手のひらが腫れている
この写真は4日目にとった写真です。
ちょうどかかりつけ病院で、紹介状を書いてもらっている時です。
この写真では少しわかりづらいですが、唇が赤くなり皮がめくれてきたいるのがわかります。
めくれる皮も分厚く、怪我をした時のかさぶたが取れたような皮膚でした。
そして発症してから4日目の朝には、目が充血・足首の痒がり・手のひらが腫れているといった症状が出現。
手のひらがおまんじゅうみたいにプクッと腫れており、うちの子は手の痒がりはありませんでした。
このような症状を見た市民病院の先生が「川崎病」と診断をしてくれました。
おおよそ発症〜5日までに診断が下りる子が多いみたいだね。
最初は熱が出て「風邪かな?」と思っているうちに、目が赤くなって、体にぶつぶつが出てなどというように徐々に症状が出現します。よって多くの川崎病のお子さんは症状が出始めた日を1日目と数えて、3日から5日目に診断されます。
出典:https://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/introduction/kenkou/kenkou_39.html
しかしこの写真を見てもらえば分かりますが、病院に行っている間は終始、ご機嫌で飛び回っていました。
発症1日目からトータルで考えるとこの日が1番、本人は元気そうだったのです。
市民病院の先生も子が飛び回っているの見て「こんな元気な川崎病患者見たことない!」と言っていたよ!(笑)
まとめ
今回は我が子の川崎病の初期症状と、発覚した経緯をお話ししました。
川崎病は血液検査等でわかるものではなく、状況で判断をします。
そのため、見てくれる医師によって診断が違うことも。
子どもの様子があやしいなと思ったらいろんな病院をハシゴすることをオススメします。
ちなみに今回の入院でかかった費用を公開しています!
気になる方はぜひ見てくださいね。