育休から復帰して、会社から責任のある仕事を任せてもらえなくなった人はいませんか?
私も育休から復帰して1年目は会社から評価してもらえず、悩んだ日々を過ごしていました。
ですが、考え方・行動を変えた結果、今では毎年1番上のランクの評価をしてもらうようになりました。
今回は失敗談を交えながら、考え方や行動をどう変えたかお話しをします。
現在、悩んでいるワーママ(パパ)にぜひ読んでもらいたいです。
- 1. 「事務職のワーママが語る挫折の瞬間」
- 2. 「評価されない日々からの復活て:仕事に対する考え方を変えた」
- 3. 仕事の挫折を越えて5つの行動を変えた
- 4. 「失敗から学んだこと:経理職ワーママの4つの教訓」
- 5. まとめ「評価されない経験からの再出発」
1. 「事務職のワーママが語る挫折の瞬間」
わたしは子どもが生後7ヶ月の時に育休から復帰をしました。
産休〜育休明けで8ヶ月ぶりの職場。
仕事中は子どもに振り回されることもなく、自分のペースで働けた事に感動をしたのを覚えています。
しかし感動も束の間、大きな挫折をしました。
その挫折とは「働くのモチベーションの低下」でした。
そんな事?と思われる方もいるかもしれませんが、もう仕事辞めようかな...?と思うくらいに私には大きな挫折でした。
モチベーションが下がった理由はマミートラックにハマってしまった事です。
マミートラック•••子どもを持ち働く女性が仕事と子育ての両立はできるものの、昇進や昇格には縁遠いキャリアコースに乗ってしまうこと。
出典:カオナビ人事用語集
産休に入る前にやらせてもらってた事をお願いされなくなりました。
ひとつ例を挙げるなら、社長も出席する会議の資料作りです。
会議資料は量も多く、かなり重要な会社の方針を決める物でした。
私なりにやりがいを持って業務に取り組んでいましたが復職後、違う方が継続してやることになりました。
その代わり私は新卒がやるような仕事、備品発注・管理・雑務しか任されませんでした。
また昇給も妊娠前の半分の金額です。
復職から1年間はこのような状況が続きました。
これは今まで感じた事のない挫折感でした。
何のために仕事をしているのか分からず、辞めたいと何度も思ったことか...。
ですが、生活のために働かなくてはなりません。
復職後、1年間はモヤモヤしながら仕事に行っていたのを覚えています。
2. 「評価されない日々からの復活て:仕事に対する考え方を変えた」
復職して1年が経った時ふと、「このままじゃ自分が腐ってしまう...」と思いました。
昇給が上がらなかったのも、私が仕事を嫌々していたのが上司にもバレていたのでしょう。
そこで仕事に対する考え方を変えました。
「どんな仕事も全力でする。」
雑用も簡単な仕事も会社には必要な仕事です。
だけどこれは簡単な仕事だから、私の社歴に見合った仕事ではない。と勝手に判断してしまいました。
考えを改めてからは言葉の通り、全力で仕事をしました。
私の仕事で来客用のコーヒー機械や備品の発注の仕事があります。
掃除の頻度を1週間に1回だったのを3日に1度にしました。
またお客さんに美味しくコーヒーを飲んでもらえるよう、淹れる温度にもこだわりました。
その結果、来客した方から「美味しいコーヒーをありがとう」といってくださることも増え、とても嬉しかったのを覚えています。
この経験はなんて事のない仕事も、やりがいを持つ事ができるのだと実感しました。
3. 仕事の挫折を越えて5つの行動を変えた
仕事に対する考え方を変えた後、行動も変えていきました。
①勤務時間を変えた
②働く時間帯を変えた
③業務効率化に取り組んだ
④上司が望んでいるプラスαの仕事をした
⑤資格取得をした
では一つずつ説明をしていきます。
①勤務時間を増やした
復職当時は、時短勤務をさせてもらって6時間勤務でした。
そこで1時間勤務時間を伸ばして、7時間勤務に増やすことにしました。
やはり勤務時間が短いと、責任のある仕事を任せてもらいづらいと考えたからです。
フルタイムに戻そうかとも思いましたが、まだ子どもが小さいこともあり間をとった7時間勤務にしました。
結果、少しずつ任せてもらえる仕事も増えていきました。
②働く時間を変えた
勤務時間を増やした代わりにフレックスを利用して朝早くから働くことにしました。
朝働くメリットは電話も掛かってこないし、同僚もいないので話しかけられることもありません。
黙々と1人で作業できるのでとっても集中できます。
1時間作業にかかっていた業務が朝だと30分で終わったりするため、朝の集中力は無視できません。
その代わり夕方は早く帰宅できるため、子どもとの時間をゆっくり過ごせるメリットもあります。
③業務効率化をする
子どもの保育園のお迎えをもあるため、残業はできません。
そのため限られた時間内で、仕事を終わらせるために業務効率化をバンバン行っていきました。
マクロを組んでシステム化をしたり、作業系の仕事の効率化をしました。
マクロは全くの初心者だったため、ネットで勉強をしました。
最初は難しかったのですが、1回効率化できるとクセになってくるんですよね。
この話も別の機会にかけたらいいなと思います。
業務効率化をすることで、時短勤務でも任せられた仕事プラス周りの手伝いもできるようになりました。
結果、周りの人にも感謝されるようになりました。
④上司の望んでいるプラスαの仕事をした
上司から「〇〇しといて!」とお願いされる、望んでいるひとつ上の仕事をするよう心がけています。
人間は自分の期待を超えてきたサービス・モノにお金をかけたくなる生き物です。
その心理を仕事にも利用しました。
では実際に合ったことを紹介します。
取引先の3年間の売上実績をお願いされたとします。
普通だったら、取引先を並べ毎年の売上を集計すれば終わりです。
ですが、上司が本当に求めていることは営業所ごとに仕入れ先実績を知りたいことだなと考えました。
営業所別にエクセルシートを作り、集計シートに合計が飛んでくるよう表を作り提出しました。
すると上司は指示以上の報告をとても喜んでくれました。
なかなか上司の考えることを察するのは難しいと思います。
ですが「どうやったら喜んでくれるかな?」という考え方を常に持つことが大切で。
⑤資格の取得をした
仕事へのやる気のアピール方法に手っ取り早いのが、資格取得です。
私は「ITパスポート」という資格を取りました。
経理職がITパスポートとって良かったことを紹介しているので良かったら見てみてください。
初心者でも3ヶ月で合格できる方法はこの記事で公開しています。
人事考課でも資格の取得をアピールし、褒められました。
4. 「失敗から学んだこと:経理職ワーママの4つの教訓」
育休から復職後、マミーとラックにハマっってしまった私は4つの教訓を得ることができました。
①当たり前のことをやるだけでは評価されない。
上司から指示されたことをやるだけは評価されません。
悲しいことですがやって当たり前のことなので、誰からも感謝はされないのです。
できることを自分で考え、周りのために貢献できることを探すことが大切です。
②子どもの預け先は複数確保するのが大切
子どもを保育園に預け始めると、最初1年くらいは出席日数の1/3は休みます。
うちの子は生後7ヶ月で保育園に預けたので、毎月風邪や病気をもらってきました。
中には1ヶ月のうち5日しか保育園に行けないことも…。
その時、預け先がないので仕事を休むしかありません。
有給があるうちはいいのですが、無くなってくると焦ってきます。
そのため子どもの病気になった時の預け先確保は大切です。
・病児(後)保育
・ファミリーサポート
・訪問型ベビーシッター
これらのサービスは事前登録が必要になるので気をつけましょう。
③周りを味方につける
1人でも味方になってくれる同僚を見つけましょう。
突然、こどもが休んでも事情を理解してくれる人が周りにいると仕事のしやすさが全然違います。
私の場合、小さい子供を持つママさんが職場に2〜3人います。
お互いが仕事を休んだ時は「これやっといたよ〜」とフォローし合っています。
④理解してくれない人とは距離を置く
中には、子どもの病気で仕事を休むことに理解がない人もいます。
私の周りで言うと子育ての経験がない年配の方はなど…。
もし何か言われたりしても「そういう人もいるんだなぁ..」と考えています。
無駄な争いを避け、そのエネルギーを仕事と子どもに当てるよう意識をしています。
5. まとめ「評価されない経験からの再出発」
現在、育休から復職して3年目になりした。
一時期はマミートラックにもハマり、周りの同期たちには出世で追い越されました。
だけど今は産休前のように、仕事を任せてもらい楽しく仕事ができています。
今マミートラックで悩んでいる方に
「いつか報われる時が来る」と伝えたいです。
あなたの頑張りは必ず誰かが見ています。
今は育児に家事に仕事に大変ですよね。
もし私の経験が誰かの役に立てれば嬉しいです。